みなとみらいレディースクリニック

OCとはOral Contraceptiveの略で、経口避妊薬のことです。

OC（ピル）に興味や関心はあっても、実際には、「どうやって使えばいいのか？」、「副作用が心配」、「どこで相談すればいいのか分からない」という方も多いようです。

当クリニックでは、産婦人科専門医がOC（ピル）の服薬指導、専門的アドバイスを行っておりますので、お気軽にご相談ください。

詳しい内容については、下のボタンをクリックしてください。

OC（ピル）の効用・効果／副作用について
OC（ピル）処方の手順／服用方法／飲み忘れた場合について
緊急避妊薬（アフターピル）について

OC（ピル）は、現在使われている様々な避妊法の中で最も高い避妊効果があり、正しく使用すれば99.9%確実に避妊できます（コンドームは正しく使用した場合でも3%の失敗率があります）。また、高い安全性が確立されており、今日も世界中で1億人の女性が使用しています。

また、OC（ピル）には避妊のほかに副効用といわれる女性のからだに良い作用があり、現在はOC（ピル）服用者の6割が、月経痛の症状改善、子宮内膜症の予防や治療、にきび治療、貧血の改善など、避妊以外の効果目的のユーザーといわれています。

■ OC（ピル）の効用・効果

避妊
月経困難症（月経痛）の改善
月経周期が規則正しくなる
月経周期の調節ができる
貧血の改善

月経前症候群（PMS）の改善
子宮内膜症の予防や治療
にきび、多毛症の改善
卵巣癌、子宮体癌の発症率の低下

OCには現代女性がかかえる女性特有のトラブルや病気に対しても効果が期待されます。

■ OC（ピル）の副作用

主な副作用として、特に飲み始めには軽い吐き気、不正出血などが出現することがありますが、だいたい1～2周期以内におさまります。服用時間を就寝前にするなどの工夫が有効な場合があります。太ったりすることもありません。

重大な副作用として「血栓症」がありますが、正常血圧の非喫煙者における発現率は極めてまれであり、妊娠出産時における発現率の6分の1にすぎません。
また、OC（ピル）を服用したことで将来妊娠しにくくなるなどという事は全くありません。OC（ピル）は子宮内膜症の予防や治療にもなるので、今は赤ちゃんを望まないが結婚後は欲しいと考えている方は、むしろきちんと使用された方がいいといえます。

ページトップへ戻る

■ OC（ピル）処方の手順

簡単な問診と血圧測定のみで処方可能です。内診などの婦人科診察は不要ですのでご安心ください。

■ OC（ピル）の服用方法

OC（ピル）には21錠タイプと28錠タイプがありますが、28錠タイプは飲み忘れを防ぐために最後に7錠のプラセボ（薬成分のない粒）が付いているだけで本質的な違いはありません。毎日決まった時間に1錠ずつ服用します（食後である必要はありませんので、飲み忘れのないような時間を設定してください）。21錠目を飲み終った後、数日で月経（のような出血）があります。

28錠タイプの場合、1日1錠のペースで服用を続け、月経が終わっていてもいなくても28錠目を飲み終った翌日に次のシートの1錠目へ移ってください。

21錠タイプの場合は、21錠目を飲み終わった後7日間の休薬期間をとった翌日に次のシートの1錠目に移ります。