みなとみらいレディースクリニック【みなとみらい駅徒歩1分 横浜/婦人科・産科】

みなとみらいレディースクリニック

お問い合わせはこちら

MENU

診療案内
Medical Information

月経関連のお悩み

生理の量が多い、生理痛がつらい、生理前の期間に調子が悪い、生理の周期が安定しないなど、以下のような生理に関連する症状(月経随伴症状)でお悩みの方はご相談ください。

月経困難症

下腹部痛、頭痛、腰痛、吐き気、腹部膨満感、下痢、全身倦怠感など

月経前症候群(PMS)

精神的症状(イライラ、怒りっぽくなる、憂鬱)、身体的症状(下腹部痛、腰痛、眠気、頭痛、乳房痛、浮腫、体重増加)など

月経不順

無月経、希発月経、頻発月経、排卵障害、多のう胞性卵巣症候群(PCOS)など

 

ご希望や必要に応じて超音波検査や採血検査を行い、子宮内膜症や子宮筋腫などの器質的疾患がないか、ホルモンバランスの異常や乱れがないかなどを確認します。その上で、年齢、症状、妊娠希望の時期、ライフスタイルなどを考慮して最適な治療法を提案させていただきます。

手術が必要な場合は最適な医療機関をご紹介しますが、そのようなケースは多くはなく、低用量ピル(OC・LEP)や黄体ホルモン製剤(ジエノゲスト)で治療できることがほとんどです。その他、女性ホルモンを抑えて閉経状態にさせる薬(レルミナ)もあります。

低用量ピル(OC・LEP)

生理に関連する様々な不快症状が起こるのは、月経周期の中で女性ホルモンが大きく変動しているからです。ピルを服用することでホルモンバランスが一定に保たれ、月経随伴症状が軽くなります。

ピルの副作用として血栓症を心配される方がいらっしゃいますが、そのリスクは妊娠中や出産後に比べれば低く、継続して服用している方であれば40代でも使用可能です。

将来妊娠しにくくなるということは全くありません。むしろ妊娠希望の時期までピルで排卵を抑えておくことで子宮内膜症を予防することができ、子宮や卵巣を良い状態に保つことができるともいえます。

また、ピルで排卵を止めていることを不自然と考える必要はありません。昭和初期の女性は20歳くらいから5~6回出産し授乳期間も長いというライフスタイルで、生涯の月経回数は50回程度であったといわれています。それに比べ現代女性は出産回数も少なく、生涯の月経回数は450回にもなります。排卵回数が多い現代女性の方がむしろ不自然ともいえます。

黄体ホルモン製剤(ジエノゲスト)

低用量ピル以外の治療として黄体ホルモン製剤(ジエノゲスト)があります。エストロゲンが含まれていないため血栓症の心配がなく、鎮痛効果も強いため、子宮内膜症、子宮腺筋症、チョコレートのう腫などが原因で生理痛が強い方にはおすすめです。デメリットは、低用量ピルに比べて内服中の不正出血が多いこと、1日2回の服用が必要なこと、避妊効果が弱いことです。

偽閉経療法(レルミナ)

子宮筋腫などで月経が重く、貧血症状もあり、早く閉経が来てほしいと考えている50歳前後の方には、女性ホルモンを抑えて閉経状態にさせる薬(レルミナ)も選択肢です。